「孤高」という言葉に魅かれた。とにかく孤独感に酔う時間が好き。そんな時間帯が人にはあるものなのか、私は人一倍そういうところがあった気がするし、結果友達が少ない。もちろん仲の良い友人とはしゃいだり遊んだりもあったが、「一人が好き」も強かった。大勢で連むことはなかったし、特定のグループに所属もしない。ほぼ常に一対一の関係だった。今ではだいぶ軽減されたが、思春期真っ只中の中学・高校・大学時代はとにかく大人数が苦痛。自分と違うタイプの人と付き合うのは超苦手で面倒くさいと思っていた。そんな感じで、人付き合いが苦手で面倒タイプの人間だったから、自然と一人時間を肯定し、「孤高」という言葉に行き着いた。もちろん言葉の意味を正確に理解などしていない。なんか、かっこいいなー程度の解釈。イメージはCity Hunterの冴羽遼である。誰よりも辛く悲しい過去を内に秘めながら、それを誰にも知られることなく、周囲の笑顔と幸せに身を捧げ、誰よりも自分を強く信じて生きている。そんな姿を「孤高」に当てはめていた。当然、そんな格好の良い生き方をしていた訳もなく、言葉の表面的な響きに酔って悦に入っていただけなのだから今振り返ると笑ってしまう。ただ、「孤高」の意味って実際どんな意味なのだろうと気になり最近しらべてみた。
「孤高」
孤独で超然としていること
ただ一人超然として、高い理想を貫くこと
さらに「超然」を紐解いてみる
「超」
部首”走”、何かを目がけて行動することから
ある限界の先まで行くこと
「然」
本来は状態を表す働きをするが、部首(れっか)に見られるように本来は
火が燃えること
これら太字部分をまとめてみると
「人知れず高い理想に心を燃やし限界の先へと突き抜ける力」
と、こんな解釈ができそうだ。改めて眺めてみて、こんな格好の良い「孤高」の生活を送っていたわけではない。せいぜい良い未来や良い将来の生活を漠然と夢見て勝手に信じていたくらいのものだ。今感じるのは、言葉の力が強すぎてそれに引っ張られてしまう。言葉を噛み砕かずにそのまま受けてしまうと、自然体から外れてしまう感じがするということ。不自然が目的化する危険性があるということだ。「孤高」という素敵な言葉に宿る不自然サイド。力が入り、何か性に合わなくても特別なことを献を詰めてやる。苦しみにもがきながら歯を食いしばって頑張り挑み続ける。そしてその先に夢に描いた素晴らしい理想を手に入れるというイメージ。そうしなければ理想は到底手に入らない、みたいな。理想はそうして手に入れるものだ、的な。これは自分の自然体ではない。不自然だ。献を詰めてやる、とか、もがきながらも歯を食いしばって頑張り続けるとかそのものが目的化しかねない。人は自然体でいることで理想を手に入れる。自分が思い描いた通りの道順ではないかも知れないし、思い描いた通りの理想ではないかも知れない。しかし、理想の幸せと感謝の日々がやってくる。人知れず高い理想に心を燃やすのは良い。しかし、それは自然体を失っていいということではない。自然体でできることを日々淡々と積み上げていく。それだけでいい。嘘だとか信じられないとかそれじゃつまらないとか思うだろうが残念ながら本当だ。特別な事というか突飛なことというか、不自然なことなど考える必要はない。ただ、何もしなくていいとか集中して何かに取り組む必要はないとか一生懸命頑張らなくていいという意味ではない。鳥や魚や虫だって自然の営みに日々淡々と励んでいるのだから、僕らもその時自分が立っている場所で自然の営みに励むのである。力一杯励むのである。勉強の仕方や勉強時間、仕事の仕方や仕事にかける時間、取り組み方とか取り組みにかける時間、これらは一人一人その時その時で適度が違うだろう。だから常に自分と語らい、自然体で注げる最大の力を日々その人なりに注いでいけばいいのだ。私自身は「孤高」の意味を不自然サイドの解釈で捉えてしまい、不自然な状態で苦悩の時間を嫌というほど味わった果てに、ようやく自然体という在り方に気づいたタイプの人間なので、この不自然を完全に否定はできないのだが、不自然の沼に引き摺り込まれたまま出られない人も多いのではないかと思う。私は運が良かったのだ。もう一度言いたい、自然体で淡々と毎日を積み上げていく。それだけでいい。 と、時折自分に語りかける。
さて、ここで一曲
本日は
Bee Gees
Man In The Middle

アーティスト:Bee Gees
曲タイトル:Man In The Middle
アルバム : This is Where I came in
リリース : 2000年
ただ1人の人間
社会は複雑
その複雑に意識を奪われてる
もう疲れた
そんな時に聴きたくなる
社会を忘れ
本当は
ただの自然の一部
ただ1人の人間であることへ
立ち戻る
シンプル・イズ・ベスト
楽になろう
今日も一日お疲れ様です
最高の一日に感謝!
本日もありがとうございました!
