行き着く先は、自然体

仕事が苦しかった時でも、週末は走っていた。習慣だし、ジョギング自体好きだし、毎年12月の那覇マラソンでいい走りをしたい気持ちが常にあるから。でも、その時は人生が苦しくてしかたなかったから走っていたのだと思う。
高校時代の友人にマラソン大会に誘われ、それ以来走る習慣が身についた。初めはそれほど積極的ではなかったけれど、汗は体の中に溜まった毒素を出してくれるというテレビ番組を見て変わった。走った後の汗を瓶に溜め、そこにつけた一輪のバラが超短時間で急速に萎れていく様子は衝撃的だった。体内に溜まった毒素、、、ヤバすぎる。一刻も早く、少しでもデトックスしなければという危機感がすごかった。結果、バラの恐怖は私のラン習慣を月2日程度から毎週土日に一変させた。
汗を流して毒素を出し心も体もデトックスして整えようという毎週末のこのラン習慣は数年続いていた。ただ、数年の週末ランの中でもあの週末は特別だった。極度の疲労と心の苦痛を抱え、じっとしているのが辛くて、いてもたってもいられず走りに出た。足はもちろん肩や腕も反応が鈍く、力を込めて無理やり動かさないといけない状態。眉間にはきっと深い皺、目は虚、呼吸は乱雑だっただろう。悲壮感いっぱいで重苦しい走りだったはずだ。そんなところに雨まで降り出した。土砂降りも土砂降り。すぐにランニングシューズの中に水溜りができた。そして強風。ただでさえ辛いのに天気まで、、、、込み上げる悲しみに救いようのないどん底のメンタリティ。

次の瞬間、ハッ!とした。頭の中が瞬間真っ白になる。鼓動が一拍止まった感じ、その後2拍分の大きな鼓動が体に響く。

小さな花が一輪咲いていた。異常に美しく、神々しかった。走りながら涙が溢れた。なぜか分からなかったが自然と涙が溢れ出して、気づけば走りながら号泣していた。誰に見られることもなかったので思う存分号泣した。号泣ランは初めてフルマラソンを完走した時以来だった。

土砂降りの雨に激しく打たれ、暴風に引きちぎられそうになりながらも力強くただ在り続ける小さな花。悲壮感など皆無。何の憂いも不満もなく。その身を世界に捧げるかのように。自然に身を任せ、与えられた自然の営みにただただいつも通りいそしんでいただけだっただろう。自然体で生きることってこんなにも力強くこんなにも美しいんだ。誰に気づかれずとも、誰にみられなくとも、気にもしない、ただ堂々とそこに美しく在る。色んな意味で悪天候の極みの中、小さな花が教えてくれた。

さて、ここで一曲
本日は

Origa
Poljushko Polje

アーティスト:Origa
曲タイトル:Poljushko Polje
      (ポーリュシカ・ポーレ)
アルバム : The Best of Origa
リリース : 1999年

凍えても心に小さな火を宿してる
そんな感じがして好き
最近この曲がロシアの軍歌だと知って
大変驚きました
この曲はきっとたくさんの人々の心に
決して消えない火を灯したはずです

今日も一日お疲れ様です
最高の一日に感謝!
本日もありがとうございました

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