家の目の前のバス停から最寄り駅行きのバスに家族で乗っている時、幼稚園に通う長女が何か広告を見ながらぽろっと言った。「この制服の学校に行ってみたい」。指の先には私立小学校のポスターがあった。妻がすかさず「こういうところは学校に”入れてください”とお願いして”いいですよ”って言ってもらえないと行けないんだよ。お願いするのもたくさんお勉強して頑張らないといけないんだよ」と言う。
「でもこの制服の学校に行きたい」と娘。「じゃあお勉強頑張れるかな?決めたらちゃんと頑張らないといけないよ」と母。「やってみたい」と無垢な笑顔。
決まった。お受験というやつだ、小学校受験。電車に乗ってどこ行くわけでもなく、駅前にあるスーパーマーケットに行くために乗ったバスの中で娘の小学校受験挑戦が決まった。私は小学校・中学校・高校と公立なので全く未知の世界。娘と母のやりとりはなんとなく聞いていて、へー、自分の子供もそんなこと言うようになったんだと少し驚きはしたものの、そっか頑張れよと他人事のような感じに思っていた。
話は変わるが、自分は本当に無趣味な人間だと思う。日々会社に通い、帰ったら夕食と風呂、少しのんびり過ごして寝る。これの繰り返し。休日は子供達と、家族と共になんやかんや過ごす。唯一自発的に取り組んでいるのはマラソンくらいで、そのマラソンについてもここ2年程謎の体調不良でまともに練習ができていない。こう書いていてもなんとも味気ないというか面白味の少ない人生のように感じる。
本当に面倒くさがりで、なんとなくどれもこれも興味が湧かない、関心が湧かない、食指が動かない、深ぼれない、活力薄、こんな性格ではどうしようもないのである。
ただ反面、そんな毎日でも日々幸せを感じ、味わいながら過ごせているから十分ありがたいし、満足しているのも事実。こう考えるとなんの変哲もない毎日の中にたくさんの感謝と幸せを見つけることができるようになったのだからこんな気質も悪くない、今ならそんなふうに考えることができる。
そんな気質の私の心に火がついた。今私はやる気満々で活力が湧き上がっている状態だ。こういう気持ちになったのも何言わん娘のお受験やってみたい宣言がきっかけなのだ。私みたいな人の心にも意図的・能動的に火をつけられる、心から何かを楽しめる、そんな条件があるようだとわかった。初めは他人事のような感覚だったのだが本を読んで小学校受験の知識を得るほどに、子供任せではなく親の協力がいかに重要かを思い知った。小学校受験は子供を通してその家族、家庭が見られる受験であり、いかに親が生活を通して子供の受験に関われるかが問われる。父親も含めてだ。子供が通ってみたいと思い、努力するのであればそれを全力で応援してやりたい。その力になりたい。なんとか思いを実現してほしい。自然とそんな気持ちになった。そこからはもう完全に自分事。結果はさておきお父さんも、この子と一緒に小学校受験に向き合いたい。この経験を子供と一緒に目一杯楽しみたくてしょうがない。そんな気持ちと活力が泉の如くこんこんと湧き出てくるようになった。ヒステリックになる事なく、楽しい取り組みを子供と一緒に日々積み上げよう。素敵なお兄様・お姉様の通う憧れの小学校に入学できることを心から願って。
淡々とした毎日、退屈なようで幸せな暮らし。感謝と満足。それだけで十分だが、この世界には心から楽しめる対象が本当は無限にある。楽しむ気になれるかどうか、心に火がつくかどうかだけ。そして、長女のお受験宣言から気付けた楽しむ心に意図的・能動的に火をつける条件。それは、大好きな人と、愛する人と、気の合う誰かと「共有」できること。「共にある」こと。その対象を通して、人生のひと時を共にする。そして、共にする人=「大好きな人、愛する人、気の合う人」であれば、心に自然と着火する。魚釣りを楽しみたいと思えば魚釣りが好きで気の合う人を見つければ良いし、もし大好きな人が釣りが上手くなりたいと言えば嬉々として釣りに没頭するだろう。
たとえ取り組む時は1人でも「大好きな人、愛する人、気の合う人」と共有できる、気持ちと心で語らえる、これが楽しむ心・没頭する心・意欲・集中力に火をつける秘訣かもしれない。お受験を通して娘とたくさん語り合い共有したい。小学校受験という対象を目一杯楽しみたい。これまで無趣味で色々手をつけていなかったから、これから色々なことを楽しんでみよう。
さて、ここで一曲
本日は
Cyndi Lauper
The Goonies “R” Good Enough

アーティスト:Cyndi Lauper
曲タイトル:The Goonies “R” Good Enough
アルバム : The Goonies : Original Motion Picture Soundtrack
リリース : 1985年
大好きな映画
この曲がかかるとワクワクしてくる
心の中で眠っていた宝物が
輝きだすのだ
冒険と発見 恐怖と勇気
感情と体験
全部ひっくるめて
楽しい
宝物を見つけに行こう
仲間達と
今日も一日お疲れ様です
最高の一日に感謝!
本日もありがとうございました!
