大学2年生の時、夏のひと月あまりバックパッカーをしてみた。とにかく海外に行きたい。大学時代はそれしか考えてなかった。キャンパスを楽しんだ記憶はほぼなく、正直海外の記憶しかない。あとはバイト。なんかこう書くと味気ない気もするが在学4年中の前3年間は海外のおかげでとても充実していた。
行き先はヨーロッパ。前後の2週間強をボランティアして過ごし、真ん中の2週間はフリーであちこち渡り歩いた。私を誰も知らない世界を自由気ままにうろうろするのは最高の体験だった。これこそまさに求めていたもの!誰でもない人、名無しでいることの解放感はとてつもなく、バックパック翼を授ける〜状態。なんちゃらブルなど比較にならない。
そんな絶好調1人旅の最中、いきなりきた。突拍子もなくきた。今となってはどこの国だったか定かでないが大都市の鉄道駅、セントラルステーションで。
セントラルステーションの駅舎2階、大理石と見紛うほど綺麗に磨かれ真っ白な光沢を放つツルツルピカピカな床に身を横たえる。今考えると不思議でならないがこの広い2階フロアには私以外誰もいない。熱を持った頬をつけると冷たい床が心地よい。熱と共に張り詰めた緊張も床に流れてゆく。目的地に向け足早に行き交う人々を階下に眺める。誰も私を見上げない。誰も私に気づかない。階下の喧騒が遠く朧げに聞こえる。極度の疲労が眼を覆い、体をつつむ。そして突然、強烈な「孤独」が感情を貫いた。涙が溢れ、無性に思った「私は在りたい」。
さて、ここで一曲
本日は
MASSIVE ATTACK
Teardrop

アーティスト:MASSIVE ATTACK
曲タイトル:Teardrop
アルバム : MEZZANINE
リリース : 1998年
力みと緊張からの解放
意識の深淵に落ちてゆく
安らかな暗闇に
あと少しで完全に支配される
もうそれでいい
心地よいのだ
今私の存在が消えようとしている
火に落ちる一粒の涙のように
鼓動が聞こえる
ああ
やっぱりまだ
存在したい
強く強くそう願った
今日も一日お疲れ様です
最高の一日に感謝!
本日もありがとうございました!
