力の使い所

約一年前の日記にこう書いてあった、「脱毛の予約する」。現在に至るまで予約は出来ずじまいである。私は毛が多い。腕はまあまあ、腹や胸にはないのだが如何せん太ももや脛はかなり毛が濃いと言える。子供が髪の毛がたくさんあるね、などと言いながら脛毛をふさふさと撫でて遊んだりするくらいには多い。遊んでくれているうちはいいがそう長くはもつまいと思っている。いずれこの毛に厳しい視線を送り始めるだろう。何とかせねば。と、考えていたのはいいがなかなか妻に言い出せず一旦忘れてしまった。最近また脱毛したいなと考えていた折、たまたま見返した一年前の日記に同じことが書かれていたわけだ。暑くなる→足の露出が増える→脱毛したい→妻に言い出せないが1サイクルで今は2サイクル目の妻に言い出せないまできたことになる。ここで終止符を打ちたい。

人はリミッターを課せられている。唐突だが、7年位前からそんなことを考えている。こう思い至ったのは親知らずを抜いた時だ。1本また1本と抜くたびにそれを境に体の調子が改善、というか安定してきた。具体的に言うと、明らかに持病である喘息の度合いが軽減されたのである。私の医学土返しのスーパーシンプル解釈では、親知らずで使用していた膨大なエネルギーが体の他の部分に還元できるようになり、エネルギーを必要とする器官に供給されたとなる。あるいは、課せられていたリミッターを脱ぎ去ることにより、本来持っている限りない身体の健康維持能力の一部をさらに引き出したとも言える。

体毛もそんなリミッターの一つだろう。人は進化の過程の中で少しずつ体毛を減少させてきた。つまり、環境適応において体毛が不要になってきたという現実がある。いわば体毛は人に課せられたリミッターとなったわけである。このふさふさとした大量の体毛を生やすのには想像を絶する膨大なエネルギーが必要なはずだ。脱毛後、私の健康維持能力はこの想像を絶する膨大なエネルギーによりどうなってしまうだろう。ちょっとワクワクしてしまう。脱毛後の世界は今とは一変してしまうのではないだろうか。

人は精神的にも肉体的にも、もう本来の役目を終えて本質的に不要となったものを後生大事にとっておき、そこに余計なエネルギーを費やしてしまう傾向があるかもしれない。私もあなたも、男だろうと女だろうと、老いも若きもこんなリミッターを人は抱えているのかもしれない。エネルギーの配分・使い所に非効率を抱え込んでいる。そのリミッターを探し当て、解除し、エネルギー配分・使い所を効率化したら、一体全体どんな変化がその身に起こるのか。ちょっとワクワクしませんか。

よし!体毛リミッター説を高らかと提げよう!そして!私の体毛除去ごときのためではありますが、ない袖を振らせてくださいと妻に切り出す勇気を今年こそ振り絞ろう!

さて、ここで一曲
本日は
MOCKY
LITTLE PUSH

アーティスト:MOCKY
曲タイトル:LITTLE PUSH
シングル : LITTLE PUSH
リリース : 2020年

今日はちょっと押してこうかな
気持ちをちょっとだけ前に押してくれる感じが好き
何となく元気がない時が続くことはある
風邪をひいたとか怪我をしたとかそういうことではなく
何となく憂鬱というか気持ちが乗らない
そんな時でも
今日はほんのちょっとエネルギー注げそう
今日はほんのちょっとアクセル入れてみよっかな
そんなふうに思わせてくれる
僕が紹介する曲は1980年代から2000年初めあたりがメインだけど
これはそこそこ最近の曲です

今日も一日お疲れ様です
最高の一日に感謝!
本日もありがとうございました

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