優しい世界

自分のことが心底嫌になってしまう時がある。皆はどうだろうか。共感してくれるとありがたい。誠に身勝手だが、YES!が大半だと思っているので共感いただける方にはしばしお付き合いいただければと思う。No!我が人生に一度もそんなことはないと言う方。お目汚しになるかもしれないが何かのネタにしばしお付き合い頂けるとありがたい。

さて、あなたはどんな時に自分のことが心底嫌になってしまうだろうか?
実力を発揮できなかった時。同じ過ちを繰り返した時。心ない言葉で悪戯に誰かを傷つけた時。怒りの感情に飲まれ大切な人を悲しませた時。軽率で不用意な言動で相手を不愉快にさせた時。他にも色々あろうかと思います。ここに挙げたもの全てに私は苛まれてきた。幸いにも、辛かったり嫌なことを忘れるという人間の自己防衛本能が非常に強いタイプなため、もうその時の事をはっきりと思い出すことはできません。ただ本当に、何度も後悔を重ね自分に失望し、そしてそんな出来損ないをデリートするがごとく、事が起こる度に未熟な自分を叱責してきたのです。正直しんどい性格で、ちびまる子ちゃんに出てくる山田君みたいな、ごちゃごちゃ考えず気楽でほんわか前向きなあの性格に憧れてしまう。

いつまでも進歩がなく怠惰に身を委ねるばかり、流されるまま、毎日をただ見送るように過ごしている自分とそれを変えられない自分に辟易し心底嫌になる。持てる力の限りを尽くしても結局報われなかった時や、悩み苦しみそれでも考え続けた果てにやったことが完全に裏目に出た時など、自分のことが嫌いになるどころか私の人生って一体何なんだ(嘆)そんなふうに思ってきました。

でも、、、そんな不完全な私なんだけど、、、ありがたいことに今でも何とかやってる、、、それなりに幸せに、、、たくさんの何かに支えられて。

それに気づいた時、思った。人は本能的に完璧を求める動物だけど、私は完璧になりたいのかそれとも幸せになりたいのか、と。あなたはどうでしょう?両方ですか!?ごもっとも(笑)。でもどちらかといったらどうか。私は幸せの方でした。完璧になるがすなわち幸せ、だと思っていたから完璧を求め、自らにその重圧をかけていた。けれど、実は幸せと完璧はイコールではない。幸せになるのに完璧は必須ではなかったんですね(気付くの遅!)。
もちろん、完璧を追求するなと言うわけではないですよ。だって、本能なのだから止められないでしょう。でも、幸せを選ぶ方には伝えたかった。あなたがあなたを一番愛してあげれば。どんなに未熟で不完全でも幸せになれる。どんなに不完全なあなたも愛してあげて欲しい。完璧じゃないどころか愚かしいところまで丸っと全部、そんなあなたを愛してあげて欲しい。先に書いた、自分のことが心底嫌になるような何かがあった時に「そんな私も愛してるよ」と言葉に出して言ってあげて欲しい。未熟なあなたを愛しんで欲しい。朝起きた時でも夜寝る前でもいい、「愛してる」と何回か声に出して言ってあげて欲しい。完璧である事に執着しすぎないで欲しい。あなたがあなたを一番愛してあげてほしい。

人生は厳しいと言えばかなり厳しい、なんだかんだ相当大変だ。だから、人は生きているというそれだけでもうじゅうぶん立派なのだ。これ以上、自分を責め立てて人生を厳しくする必要があるだろうか。NO!そんな必要は全くない。あなた自身の人生も、そしてもちろん他人様の人生も、もうこれ以上厳しくしないでほしい。完璧ならざる我が身を愛せる、その寛容さをもって人に優しさを分け与える。優しい世界の始まりです。

さて、ここで一曲
本日は
The Human League
HUMAN

アーティスト:The Human League
曲タイトル:Human
アルバム : Crash
リリース : 1986年

人は完璧を求める不完全な存在!
その不完全さを愛してくれる感じが好き!
忙しい毎日の中で
自分は気づかないふりをしていても
本当は少し
涙を流したくなる時がある
そんな時不思議と
この曲が
耳に流れてくるような気がする

今日も一日お疲れ様です
最高の一日に感謝!
本日もありがとうございました!



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